産学行政連携支援

人工関節研究会の概要

研究会解散のお知らせ

当研究会は、平成20年に設立以来、当地域の強みであるセラミックス並びに金属素材と、その高度な加工技術に着目し、日本人に適した人工関節の製品開発に向けた支援として、医工連携による共同研究の提案や、講演会を通じた最新技術と臨床研究等に関する情報提供に取り組んでまいりました。講演会につきましては、本年度までに、中小企業の技術者をはじめとする延べ750名余の方々にご参加いただきました。
近年、人工関節を含むヘルスケア産業は、次世代を担う成長産業分野の柱として期待されています。そこで、平成28年度に「医療介護ものづくり研究会」を設立し、医療および介護機器・ロボットの開発に意欲のある当地域の中小企業への支援を始め、医工連携を活用した医療・介護機器の開発や販路開拓等の支援を進めております。このような状況下、人工関節研究会における「医工連携による共同研究や製品開発を支援し、産業振興に寄与する」という設立趣旨は、「医療介護ものづくり研究会」へ発展的に継承できたと考え解散させていただくことにいたしました。

設立趣旨

当地域の強みであるセラミック並びに金属素材とその高度な加工技術を活用し、医工連携による共同研究や製品開発を支援し、産業振興に寄与することを目的とする。

活動内容

  • 人工関節に関する臨床報告や最新の技術情報の交換
  • セラミックス素材並びに金属素材を活用し、新たなデザイン・形状や機能を有する人工関節に関する共同研究の促進
  • 国の競争的公募事業への応募
  • アジア向け市場開拓のための調査
  • 評価技術の向上

参加メンバー (平成29年3月現在、敬称略)

■世話人

・大槻 主税 名古屋大学大学院工学研究科教授
・藤本 英雄 名古屋工業大学名誉教授
・井口 普敬 名古屋市立大学大学院医学研究科教授
・平田 仁 名古屋大学医学部手外科教授

■参加メンバーの所属(順不同)

・医薬品、鉄鋼業、非鉄金属・金属製品、窯業、機械、銀行、商社、その他
※15企業、6大学、3大学病院、1医療法人、3公的試験研究機関

■事務局

  公益財団法人名古屋産業振興公社 研究推進部