第3章 独創的な中小企業の育成と研究開発の促進

1. 　「名古屋市新事業支援センター」では、民間出身のプロジェクトマネージャーおよびマネージャーが中心となって、窓口でも現地でも気軽に利用できる「相談事業」や専門家を継続的に派遣する「経営診断」のほか、各種研修や「新事業支援ガイドブック」の発行などを行っており、起業家や中小企業の新事業への取り組みを総合的に支援しています。また、新製品等の事業可能性評価を行い、飛躍する名古屋でのビジネスマッチングを行う「なごやビジネスマッチング事業」を通じて、販路開拓の支援を行っています。
   
   
2. 　 本市では、名古屋市中小企業振興センターにおいて、市内中小企業の方々の経営基盤の強化や経営の活性化を図るため、各種経営相談や研修の開催、ISO認証取得支援事業などを実施しています。また、中小企業金融の円滑化を図り、市内中小企業の成長・発展を促進するため、各種の融資制度を設けています。
   
   
3. 　産・学・行政連携を積極的に推し進め、新産業の創出に向けた動きを支援していくため、本市では、各種研究会や講演会を開催し、交流の場を提供しているほか、「知的クラスター創成事業」などの国の助成制度を活用した共同研究開発事業を実施しています。
   
   
4. 　本市では、新たに企業を起こそうとする「起業家」の育成、新たな分野に進出しようとする中小企業等への支援を目的とした「ビジネスインキュベータ」を設置しています。また、平成18年４月にはコミュニティビジネスの創業支援を目的として、廃校となった小学校の空き校舎を利用した地域密着型ビジネス支援施設「COMBi本陣」を開設しました。
   
   
5. 　本市では、守山区志段味地区において、研究開発拠点「なごやサイエンスパーク」の建設事業を４つのゾーン（Ａ、Ｂ、Ｃ、ふれあい）に分けて推進しています。
   
   
6. 　中小企業の生産技術向上・研究開発支援のために、名古屋市工業研究所において、機械・材料・化学・電子分野の工業技術に関する支援事業を行っています。
   
   

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〜各章の要約〜