第4章 名古屋の貿易と国際ビジネス交流
- 平成17年の中部国際空港の輸出額(名古屋空港との合算値)は8,103億円で、前年(1,653億円)から飛躍的な伸張がみられました。また、輸入額は7,957億円で、輸出額ほどではないものの、前年から大幅に増加しています。
- 平成17年の中部国際空港の主要輸出品目は、半導体等電子部品、映像機器、電気回路等の機器などでした。一方、主要輸入品目は、有機化合物、医薬品、事務用機器などでした。
- 平成17年の中部国際空港における主要輸出国は、中国、アメリカ、マレーシアなどで、中国とアメリカで輸出額の4割近くを占めています。また、主要輸入国は、中国、台湾、アメリカなどで、これら3国で輸入総額の5割近くを占めています。
- 通関統計による平成17年の名古屋港の輸出総額は8兆7,298億円、輸入総額は3兆6,088億円で、輸出入とも6年連続の増加となり、全国の港湾の中で輸出総額は第1位、輸入総額は第2位、輸出入総額は第1位となりました。
- 平成17年の名古屋港の主要輸出品目は、自動車、自動車の部分品、原動機などでした。一方、主要輸入品目は、原油及び粗油、石油ガス類、衣類及び同付属品などでした。
- 平成17年の名古屋港における主要輸出国は、アメリカ・中国・オーストラリアなどでした。また、主要輸入国は、中国・アメリカ・韓国などで、アジアからの輸入額が全体の5割以上を占めました。
- 平成17年12月末現在、市内に本社を置く企業の海外進出企業数は270社で、前年と比較して17社増加しました。また、海外進出拠点数は、過去10年間で最も多い1,337か所で、前年と比較して150か所増加しました。国別にみると、市内企業の進出拠点数が最も多い国は中国であり、以下、アメリカ、タイ、香港の順となっています。
- 本市では、経済規模に比べて少ない外資系企業の誘致に力を入れるため、グレーター・ナゴヤ・イニシアティブ(GNI)やワンストップ窓口であるI-BACの活動に参画しております。また、外資系企業が名古屋に進出する際に、事業所開設経費を助成する制度も設け、外資系企業誘致に積極的に取り組んでいます。
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